クールな御曹司との契約結婚は、初夜から愛と熱情に満ち溢れていました
「基本的にはそうだが、ホテルならいつも使っている場所はすぐに連絡がつく」

 そう言った透哉さんが豪華すぎる部屋を見回した。

「この部屋はそもそも俺専用の部屋だ。夫婦でいる以上、君専用でもある」

「専用の部屋を用意できるものなんだね……」

「船のオーナーは俺だからな」

 穴が開くほど透哉さんを見つめてしまった。

 そうだった、この人は若手社長であると同時に敏腕コンサルタントで、さらに言うと氷室グループの御曹司なのだった。

「そこまですごい人だなんて知らなかった……」

 わかっていたのに想像をはるかに超えていた、という意味で言う。

「これから知ってくれ。一年もある」

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