夜のオトシモノ
『 エヘヘッ 』
「 誤魔化すなよ、危ねぇつったよな? 」
『 ハイ、イワレマシタ... 』
私も守ろうと思ってたんですケド...
まさかこんな時間になってるとは思わなくて
喉元まででかかった言葉を飲み込む。
今は大人しくしておくのが1番。
「 で、お前家どこ 」
『 あっち 』
この方向的に家はあっち側だろうと
指をさして伝えれば、バコッと頭を叩かれる
痛いんですけど!?
『 DV... 』
叩かれたところがジンジンと痛んで
擦りながらも少しの反抗心から口が滑った
物言いたげな顔をしてる彼にあっかんべーと嫌な顔をする