極甘恋愛短編集
☆☆☆
放課後、私はひとりで広場へやってきていた。
しゃがみこんで待っていると雑草に覆われた箇所から一匹の子猫がひょっこり顔を覗かせる。
白い子猫は私を見つけると一目散にかけよってきた。
「よしよし。今日もミルクを持ってきたからね」
さっき近くのコンビニで買ってきた小さな牛乳パックを買い物袋から取り出し、お皿がないことに気がついた。
前回は牛乳もお皿も家から持ってきたから、つい買い忘れてしまったのだ。
「しまった。お皿も買って来ないといけなかったんだ」
呟き、すぐにコンビニへ向かおうとしたときだった。
「これ、使って」
と、後ろから声をかけられて振り向いた。
そこに立っていたのは背の高い氷王子。
西原くんだ。
西原くんを見た瞬間心臓がドクンッと大きく跳ねる。
体の体温が一気に上昇していくのがわかった。
「あ、ありがとう」
放課後、私はひとりで広場へやってきていた。
しゃがみこんで待っていると雑草に覆われた箇所から一匹の子猫がひょっこり顔を覗かせる。
白い子猫は私を見つけると一目散にかけよってきた。
「よしよし。今日もミルクを持ってきたからね」
さっき近くのコンビニで買ってきた小さな牛乳パックを買い物袋から取り出し、お皿がないことに気がついた。
前回は牛乳もお皿も家から持ってきたから、つい買い忘れてしまったのだ。
「しまった。お皿も買って来ないといけなかったんだ」
呟き、すぐにコンビニへ向かおうとしたときだった。
「これ、使って」
と、後ろから声をかけられて振り向いた。
そこに立っていたのは背の高い氷王子。
西原くんだ。
西原くんを見た瞬間心臓がドクンッと大きく跳ねる。
体の体温が一気に上昇していくのがわかった。
「あ、ありがとう」