イケメンクラスメイトの推し愛が重い
「梅…、な、直くん!」
「行きたいんですか?」
「………うんっ!」
「……こういうとこではしゃぐの、かわいいな…」
子どもっぽくて悪かったな!
お祭りも駄菓子屋も、人生で何回も来たことないもん。(駄菓子屋は初めてだし)
「いっぱいお菓子買ってから行きましょう」
「え?」
「欲しいんじゃないんですか?」
はしゃいでるの、わかっていながら
バカにしないで、付き合ってくれるのね。
「い…いっぱい買っても?」
「荷物持ちならいくらでも」
私が面倒なお願いしても
梅森くんはずっと笑って、なんでも『いいよ』って言う。
……本気出すって言っただけあって
私の意志が揺らぎそうです…。