イケメンクラスメイトの推し愛が重い







「緊張するね〜」


「緊張してるように聞こえないよ」




あっという間に学園祭、当日。


結城ひなの説得もあり、別の高校の人間である茉美も無事に校内に入ることができ、


今は空き教室でメイクしてるところ。




「あはっ、たしかに!
志歩の隣にいるからか、ちょっと安心してる」


「私も、茉美がいてくれて安心してる」




メイクも、いつも茉美がやってくれてた。


ビジネスパートナーだったはずの茉美と、一緒にいることが落ち着くなんて。


やめてすぐの時の私では、考えられなかった。



……今は、


応援してくれている人がいて


Mi☆Miを“黒歴史”だと思わなくなった。


だから茉美がいてくれることが、心強いよ。



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