総長さんは慰めたい。(短)
総長さんから何も返答がなかった。あれ?ついに私やってしまったか?聞いちゃダメなこと聞いたかな?野暮中の野暮な質問した??
口を真一文字に瞑って静かにする私。総長さんの方を見る勇気は、もうない。
失態を犯したら「焼き」入れられるのかな……。いや、それはヤクザか……。
そんな事を思っていた時だった。
「ブハッ!」
総長さんが、吹き出した。
「え、へ?」
お腹に手をあててクツクツと笑いを堪えている。この笑い方を文字にしたら、まさしく「www」なんだろうけど、私には何で「www」なのか分からない。
なので「あ、あの……」と、恐る恐る聞いてみる。