総長さんは慰めたい。(短)

誘拐犯は、私に止血されるために上の服ははだけていて、チラチラと肌色が目に入る。そして横たわっている。

そして、横たわる誘拐犯の股の間から顔を出す私。そんな私は、止血のために制服を破ったため、ビリビリの制服の隙間から、生足や下着が見えている状態だった。


これを見た人は、きっと百人が百人、いかがわしい想像をすると断言できる。そのくらい、際どい絵面だ。そして総長さんも、その百人の中の一人だった。私の格好を見て、キッと眉を上げる。




「柊沢あぁ!!てめぇ!よくもやってくれたなあぁ!?」

「ッ!」




鼓膜がビリビリと震える感覚。総長さんから出た波紋が、コンクリートの地面を伝って、私の体を激しく揺さぶっている気さえする。

怒号――初めて聞いた総長さんのそれは、私に衝撃を与えた。

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