総長さんは慰めたい。(短)
だけど、総長さんは割とすぐに正気に戻り「凛!」と言って急いで私の所へ来た。未だ座り込んでいる私に「怪我は!?」と頭のてっぺんからつま先まで、熱心に視線を送る。
「あ、ああ、ありません……!」
「本当か?でも、これ……」
これ――と言うのは、やっぱりビリビリになった制服の事で……。恥ずかしくて胸の前で両手をクロスして「み、見ないで……っ」と俯いた。
だけど、それが何か誤解を生んだようで「アイツ、やっぱりぶっ殺す」と総長さんにまたスイッチが入った。
だけど、今は、私がいる。総長さんのブレーキを、かける事が出来る。両手を伸ばして、倒れ込むように総長さんに抱きついた。
ギュッ
「え、り、凛!?」
「~っ」