総長さんは慰めたい。(短)

総長さんを落ち着かせなくては!と思って、とりあえず抱きしめた。

布の少ない状態で触れ合うと、何だか恥ずかしくて、してはいけない事をしているみたいで……。これ、別のスイッチは入っちゃわないかな?と一抹の不安に駆られる。



でも、離れられなかった。



総長さんの顔を見たら、姿を見たら……。胸が熱くなる。


攫われたあの時――


必死な顔をして、私を取り返したそうにした総長さんの顔を見た。まるで大切な物を奪われたような、そんな表情に見えた。

私の事を、そこまで大切に思っていないと分かっていながらも……私はあの時の総長さんを忘れられないでいる。

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