可愛い2人の恋愛初心者
半分をやっと過ぎただろうか。
もう心臓のバクバクが止まらなくて、結城くんと繋いでる手を力いっぱい握りしめていることも、その繋いでる手が恋人繋ぎに変わってることも、私を抱きしめるように結城くんの手が回り、2人がお互いを強く抱きしめ合いながら歩いていることも。
そして、隣にいたはずの芽衣たちが前にいることも気づいていない。
息も絶え絶えに、側にある体温にほぼしがみつきながら次くる衝撃を待ち構える。
「もっとくっついて良いよ。うん、服掴んでて。大丈夫。」
優しい声に励まされながら、足を進めて行く。
そこでやっと芽衣と健くんが2歩前にいることに気づく。
でも、ただそれに気づいただけで、隣には結城くんがいるから。と不安に思ったりはしなかった。