可愛い2人の恋愛初心者
ピタッ…
「えっ…、」
敏感になってる耳が小さな音を拾って、反射的に振り返ると後ろにゾンビのような見た目のお化けが四つん這いで歩いてた。
「……ヒッ!!芽衣!後ろ!」
「え!?キャー!」
長い廊下を走って走って逃げる。
ピタピタピタピタ
バァンッ!!
「!!!」
ひたすら走ってた横から大きな音がして、一瞬心臓が止まったと思うぐらいに力が抜けた。
包まれてる感覚がうっすらとありながら、もう心臓が疲れて頭もよく分からなくなってた。
「怖かったね。もうちょっとだから。頑張って、美奈」
「頑張る…。」
「うん。俺がいるから。歩ける?」
疲れて包まれてるのが心地良い。
このまま眠ってしまえば怖くないのに…。
そんなことを思いながら目を閉じようとすると、目に何か温かいものが触れて、目を開ける。
「可愛い。けど、ここでこれ以上したら怒られる。」