Better late than never〜失った恋だけど、もう一度あなたに恋してもいいですか?〜
* * * *
目が覚めた時、五年前と同じように芹香は病院のベッドの中にいた。ただ違うのは、芹香の手を握り、髪を撫でる誠吾がそばにいたことだった。
誠吾の話では、今回の犯行は副社長親子によるものだった。社長に黙って海外の事業に投資をした結果抱えてしまった負債を、バレずに補填しようとしたことと、息子の太一がオンラインカジノで抱えた借金の返済が動機だったらしい。
最初はシラを切ろうとした副社長だったが、誠吾が集めた証拠を見た瞬間、諦めて全てを話したそうだ。
五年前の事件は副社長の単独犯で、実行犯を雇うことで金だけを手に入れることに成功した。だからこそ、簡単に金を手に入れる方法として、この計画を思いついたのだ。
今回芹香が連れ去られた際には、副社長の行きつけのカントリークラブ方面だったこと、その付近にあった空き家を調べ上げることで行き先を絞った。そして社長の力でヘリコプターをチャーターし、現地の警察と先回りをすることに成功したのだという。
あまりの出来事と情報量の多さに、薬で眠らされていた芹香の頭は混乱したが、それも誠吾の一言で吹っ飛んでしまった。
「あなたのお父様から許可は頂いてます。今日は警察での事情聴取を受けた後は、ゆっくり休んでいいそうです」
今日は土曜日だし、休むのは当たり前ではと思った芹香の耳元に、誠吾が唇を寄せてそっと囁く。
「昨夜は大変でしたからね……今夜こそは私の家でゆっくり過ごしましょうか」
「あ、明智さんの部屋で……⁈」
驚く芹香にキスをすると、誠吾は不敵な笑みを浮かべる。
「まぁゆっくりよりも、もっと他にすることがあるかもしれませんがね。何しろ、あなたの服を脱がせるという私の野望がありますから」
「……!」
真っ赤になる芹香を楽しそうに見つめていた誠吾の目に、胸元で輝くバラのネックレスが目に入る。誠吾はベッドに腰掛けると、芹香の体を抱き寄せた。
目が覚めた時、五年前と同じように芹香は病院のベッドの中にいた。ただ違うのは、芹香の手を握り、髪を撫でる誠吾がそばにいたことだった。
誠吾の話では、今回の犯行は副社長親子によるものだった。社長に黙って海外の事業に投資をした結果抱えてしまった負債を、バレずに補填しようとしたことと、息子の太一がオンラインカジノで抱えた借金の返済が動機だったらしい。
最初はシラを切ろうとした副社長だったが、誠吾が集めた証拠を見た瞬間、諦めて全てを話したそうだ。
五年前の事件は副社長の単独犯で、実行犯を雇うことで金だけを手に入れることに成功した。だからこそ、簡単に金を手に入れる方法として、この計画を思いついたのだ。
今回芹香が連れ去られた際には、副社長の行きつけのカントリークラブ方面だったこと、その付近にあった空き家を調べ上げることで行き先を絞った。そして社長の力でヘリコプターをチャーターし、現地の警察と先回りをすることに成功したのだという。
あまりの出来事と情報量の多さに、薬で眠らされていた芹香の頭は混乱したが、それも誠吾の一言で吹っ飛んでしまった。
「あなたのお父様から許可は頂いてます。今日は警察での事情聴取を受けた後は、ゆっくり休んでいいそうです」
今日は土曜日だし、休むのは当たり前ではと思った芹香の耳元に、誠吾が唇を寄せてそっと囁く。
「昨夜は大変でしたからね……今夜こそは私の家でゆっくり過ごしましょうか」
「あ、明智さんの部屋で……⁈」
驚く芹香にキスをすると、誠吾は不敵な笑みを浮かべる。
「まぁゆっくりよりも、もっと他にすることがあるかもしれませんがね。何しろ、あなたの服を脱がせるという私の野望がありますから」
「……!」
真っ赤になる芹香を楽しそうに見つめていた誠吾の目に、胸元で輝くバラのネックレスが目に入る。誠吾はベッドに腰掛けると、芹香の体を抱き寄せた。