愛されることに 慣れていなくて
俺は半ば強引に彼女をマンションへと連れて帰った。

帰って来てからもソファーに腰掛け、同じような状態だった。

夕方になり、おもむろに立ち上がったかと思うと

「お買い物に行ってきます」

とマンションを出ようとした。

「菜々子、買い物はいいから、ここに居ろ」

「隼人さん、それでは夕食の準備ができません」

やっといつもの彼女に戻ったかと思ったが、
どこかしらロボットのようだった。

「じゃあ、俺も行く」

近くのスーパーに一緒に出かけ、淡々と食材をカゴに入れる。

会計を済ませ、帰りの車の中でも、言葉を発することなく、ずっと窓の外を眺めていた。


表情の無いまま料理をし、テーブルに並べる。

俺の分だけ

「菜々子、食べないのか?」

「食欲がないので、先に休みます」

そのまま自室へと入っていった。


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