愛されることに 慣れていなくて
彼が出て行くと、部屋は静まり返り、広い部屋がより一層広く感じられた。

私は本当にここで生活して良いのだろうか…
だだっ広い部屋に取り残され、独りになり、不安と緊張が一気に押し寄せてきた。

なんでも使って構わないとは言われたけれど、使えそうにない。使えるわけがない。
とりあえずソファーに腰掛けてみる。背もたれに身体を預けることさえできない。全く落ち着かない。

初めて会った男の人、しかも御曹司、しかもしかも本人不在。そんな人の部屋に住めるはずがない。
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