愛されることに 慣れていなくて
蓋をした俺の気持ちは、噴火寸前のマグマへと変化していた。

もう抑えられそうにない。

そんな時、彼女が部屋を探していることを知る。

本社に戻り、問題の支店長と社員の件を社長である親父に報告した。
重大な職務規定違反だ。支店長の懲戒処分は免れまい。

俺はその後すぐに仕事を切り上げた。

彼女の思い煩った表情と、玄関先に出されていた荷物が気にかかる。
俺は彼女の住むアパートへと車を飛ばした。
 
駐車場に車を止め、彼女の帰りを待つ。
しばらくすると、怪しい男が彼女の部屋の前をうろつき始めた。かなりイラついているようだ。

あいつが同棲相手なのだろうか?
チャラついた、いけすかない男だ。
何でこんな男と…

俺のマグマと化した気持ちは、限界を迎えようとしていた。同時に不安がよぎる。

彼女の姿を捉えた俺の体は自然に彼女の方へと向かっていた。

男が彼女の姿を見つけ近づいて行く。
尋常じゃない表情だった。
やばい!そう思った時、俺は彼女の前に立ち塞がり男の腕を掴んでいた。
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