愛されることに 慣れていなくて
俺は後悔していた。何故彼女の事を遠くからでも見ていなかったのか、こんな男に捕まる前に俺が彼女の腕を掴んでいたのにと…

自分に対する苛立ちと、彼女に危害を加えようとする男に対する怒りで、自分でも驚くほど冷たい態度をとっていた。

男が去り、彼女が崩れ落ちそうになったところを咄嗟に支え、彼女の温もりを直に感じた時、俺のマグマはとうとう限界を超えた。

『大丈夫ですか?』本当はそう言うつもりだった。けれど、何としたことか、全く逆の態度をとってしまったのだ。


案の定、俺は彼女に警戒されることになる。
こうなったら仕方ない。冷たい男でも何でもいい。

俺は彼女を離したくない。
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