愛されることに 慣れていなくて

♡ 想定外の日常

昨夜は、抱きしめられたり、告白されたり、見つめられたり、額で熱を測られたりと、全く想像もしていなかった展開に心臓を持っていかれ一睡もできなかった。

自分自身に起こっている事なのに追いついていけない。とりあえず、顔を洗って気持ちを引き締めよう。

洗面所に行き、鏡を見て驚いた。目の下のクマが酷い。急いで化粧で誤魔化した。


朝食の準備をしなければ。

朝は早く、深夜まで帰らないと言っていた。きっと多忙な日々を過ごしているに違いない。
朝ごはんだけでも、できるだけバランスのよい食事をして欲しいと考えた。

とはいっても、結局はオーソドックスなものになってしまったのだけれど…

嫌いな食べ物はこれといってないとは言っていた。でも、口に合うだろうか?ちゃんと食べてくれるだろうか?料理を並べながら段々不安になってきた。

彼の部屋のドアが開く。

緊張で引き攣ってしまいそうな頬を両手で揉みほぐし、笑顔を作った。
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