愛されることに 慣れていなくて
「日向菜々子、ちょっと待て」
「はい⁉︎」
「お好み焼き、美味かった」
「そ、そうですか。お口に合ってよかったです。食器洗わせてしまって申し訳ありません」
「俺の方こそ気を遣わせてしまって申し訳ない」
「い、いえ、私が勝手にしたことなので、謝らないでください」
「なぁ、さっきから何故こっちを見ないんだ?」
「え⁉︎ それは、貴方様がそのような格好でいらっしゃるからです。は、早く上を着ないと風邪をひきますよ」
「日向菜々子」
「何でしょうか」
「その、貴方様というのはやめてくれないか」
「ダメですか?」
「ダメだ」
「何とお呼びすれば良いでしょうか?」
彼の両手が私の顔を包んだ。
先日同様、彼の顔がすぐ近くにある。
「隼人」
「え?」
「隼人でいい」
「く、久我山さん」
「違う。隼人」
「は、隼人さま」
「様はいらない」
「む、無理です。呼び捨ては無理です。は、隼人さんでご容赦を」
「ご容赦って、時代劇か」
「お、お許しを」
「許さない。俺は菜々子と呼びたかったのに」
「私のことは菜々子で構いませんので、許してください」
「そんなわけにはいかない。フィフティフィフティじゃないからな」
「そんなところでフィフティフィフティじゃなくてもいいと思いますが」
「そうか?」
「はい」
「はい⁉︎」
「お好み焼き、美味かった」
「そ、そうですか。お口に合ってよかったです。食器洗わせてしまって申し訳ありません」
「俺の方こそ気を遣わせてしまって申し訳ない」
「い、いえ、私が勝手にしたことなので、謝らないでください」
「なぁ、さっきから何故こっちを見ないんだ?」
「え⁉︎ それは、貴方様がそのような格好でいらっしゃるからです。は、早く上を着ないと風邪をひきますよ」
「日向菜々子」
「何でしょうか」
「その、貴方様というのはやめてくれないか」
「ダメですか?」
「ダメだ」
「何とお呼びすれば良いでしょうか?」
彼の両手が私の顔を包んだ。
先日同様、彼の顔がすぐ近くにある。
「隼人」
「え?」
「隼人でいい」
「く、久我山さん」
「違う。隼人」
「は、隼人さま」
「様はいらない」
「む、無理です。呼び捨ては無理です。は、隼人さんでご容赦を」
「ご容赦って、時代劇か」
「お、お許しを」
「許さない。俺は菜々子と呼びたかったのに」
「私のことは菜々子で構いませんので、許してください」
「そんなわけにはいかない。フィフティフィフティじゃないからな」
「そんなところでフィフティフィフティじゃなくてもいいと思いますが」
「そうか?」
「はい」