課長に恋するまで
「指輪はクセというか、習慣で付けてしまって」
ゆかりちゃんに答える。
「本当は女性避けでしょ?上村さん、モテそう。ステキだもん」
ゆかりちゃんが甘えるように言った。可愛い感じの子だ。
「全然モテませんよ」
「絶対会社でモテモテですよ。上村さんみたいな上司いたら、私、一生懸命働いちゃう」
「そんな事ないですって。むしろ避けられてます」
一瀬君の事が浮かんだ。
「上村さんの事、避ける子いるの?」
「ええ、もう。そばにいるだけで嫌がられてます」
この二ヶ月、一瀬君にはそんな感じだ。
「どんな風に避けられてるんですか?」
腕を組んで考える。
「話しかけても、目を逸らされるし、近くに行くとすぐにどこかに行ってしまうし、とにかく僕を見るといつも逃げ出したいって感じなんです」
「上村さん、何したんですか?」
ゆかりちゃんが笑いながら言った。
「少しお節介な事をしたかもしれません」
「お節介?」
「彼女の悩みを聞いてしまったというか」
恋愛感情が欠落している。
出会って二日目に一瀬君はそう打ち明けてくれた。
ゆかりちゃんに答える。
「本当は女性避けでしょ?上村さん、モテそう。ステキだもん」
ゆかりちゃんが甘えるように言った。可愛い感じの子だ。
「全然モテませんよ」
「絶対会社でモテモテですよ。上村さんみたいな上司いたら、私、一生懸命働いちゃう」
「そんな事ないですって。むしろ避けられてます」
一瀬君の事が浮かんだ。
「上村さんの事、避ける子いるの?」
「ええ、もう。そばにいるだけで嫌がられてます」
この二ヶ月、一瀬君にはそんな感じだ。
「どんな風に避けられてるんですか?」
腕を組んで考える。
「話しかけても、目を逸らされるし、近くに行くとすぐにどこかに行ってしまうし、とにかく僕を見るといつも逃げ出したいって感じなんです」
「上村さん、何したんですか?」
ゆかりちゃんが笑いながら言った。
「少しお節介な事をしたかもしれません」
「お節介?」
「彼女の悩みを聞いてしまったというか」
恋愛感情が欠落している。
出会って二日目に一瀬君はそう打ち明けてくれた。