だって、恋したいもん!

第百十一話  いよいよ昼コン週間







さて、今日は月曜日。


いよいよ昼コン週間だ。


それぞれのバンドの準備と後片付けを部員全員でするので私も7時までには学校へ行かないといけない。



月火は三年生、水木が私たち二年生…


そして金曜日は一年生なのだがまだメンバーが揃ってないので実質は木曜日の私たちがトリになる。





学校へ着くと自転車置き場はまだチラホラだったけど運動部はもう朝練をしていた。

運動部の掛け声がグラウンドから響いていた。

茜も毎朝こんなに早くから頑張ってるんだなぁ~…



自転車を停めていると由依と美波も来た。


由依「おはよう♪」
美波「おはよう♪」

理佐「おはよう♪美波起きれた?」

美波「うん、今日は大丈夫だった♪」

由依「講堂に直接行ったらいいのかな?」

理佐「うん、そう言ってたよ」


そして講堂へ行くと彼たちも来ていた。


義雄「おはよう♪」

理佐「おはよう♪」
由依「おはよう♪」
美波「おはよう♪」

義雄「今日と明日は二年は照明やるからスポットライトをみんなで運こぼう」

と、言ってキャスターの付いたスポットライトを2台、講堂の両サイドへと押して運んだ。

結構重たかった。


美波「これ毎日出して片付けてするの?」

義雄「うん、いつ講堂使うかわからないからちゃんとやらないと使わせてもらえなくなるんだよ」

美波「そうなんだ、大変だね」

義雄「まぁみんなでやればすぐ終わるし平気だよ」


そして照明のテストが終わる頃になると今日の出演者たちがそれぞれに音を出し始めた。


じゃあ音のバランスとかみないといけないから…

と、言ってみんな散り散りに広がった。

私と由依は彼について行き、美波は…

美波「かっちーん♪あたしもベースの手伝うー♪」

と、橋本くんについて行った。

おぜちゃんも秋元君について行き一緒にボーカルの人の音を調整していた。


そしてそれぞれの楽器ごとにジェスチャーで「もう少し大きく」や「もう少し押さえて」とコンタクトを取り合っていた。


そして全ての準備が終わると全員退室して木戸先生が鍵をかけて皆教室へと戻った。



由依「リハーサルてあんな感じなんだね」

理佐「うん、私も初めて見たー♪」

由依「何かドキドキするね♪」

理佐「うん、自分たちの番はもっとドキドキするんだろうね」







第百十二話へつづく…











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