だって、恋したいもん!

第百十九話  次の目標







そして放課後、



部活の練習用の教室へ行くと彼らのメンバーはもう全員揃っていた。


でも楽器は準備しておらずみんな散らばって椅子に座っていた。




義雄「あ、お疲れさまー」

由依「あれ?練習はしないの?」

義雄「うん、今日本番終わったばっかだからね」

秋元「まぁ反省会って言う名のダベリだな」

由依「あ、そうなんだ…お疲れさまー」

義雄「ありがとう♪ 次は文化祭だからそっちも何曲か出来るようにがんばろうよ!」

由依「うん、そうだね」



美波「お疲れー♪ みんなすごかったねー、よかったよー」

と、美波とおぜちゃんも入ってきた。

全員「おーありがとー♪」

尾関「うん、今までもよかったけど理佐が入った曲はもうみんな最後ノリノリだったよ」

義雄「あ、ホントに? でもやっぱキーボード入るといいよなぁ~」

美波「あっ♪今度はちゃんと『キーボード』て言った!♪」

義雄「ちょっともぉーやめてくれよー!」

茜「ほらほら、茶化すとまた理佐泣いちゃうよ⁉」

理佐「もぉー!泣いてないしっ!」

義雄「ごめん、あれは全部オレが悪かったって」

義雄「もうこの話は無しね!」

斉藤「まぁまぁ…行く末を温かく見守りますか⁉」




橋本「ところで来週から練習どうすんだ?」

義雄「そうそう、そっちはどんな感じなの?みんな練習進んでる?」

茜「うん、あたしは曲さえ覚えればフィーリングである程度は出来るから…」

由依「うん、あたしも全部はまだ無理だけど少しはいけるかな?」

尾関「あたしは歌詞覚えるだけだから」

橋本「やっぱ問題は小池だなー」

美波「みーちゃん頑張ってるよー!」

橋本「おっ、いけんの!?」

美波「うん、イントロぐらいならね」

橋本「おいっ!」

橋本「て、まぁでもイントロ出来るんなら言ってる間に出来るだろ?」

義雄「そうだな、じゃぁとりあえず来週までにオレたちも練習しといて一人ずつ交替でやってみっか?」

美波「えー、いいのぉ~?みんな優しいなぁー」

橋本「小池はオレと特訓になるだろうけどな」

美波「えーー!!てか、それもいいかも♪」

義雄「じゃあまぁ文化祭に向けて頑張るか」


と、次の目標が出来てみんなもやる気に満ちていた♪







第百二十話へつづく…











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