だって、恋したいもん!

第百二十話  新入部員







義雄「さてと…打ち上げはどうする?」

斉藤「おー!打ち上げ打ち上げ♪」

義雄「今日て言っても急には無理…かな?」


橋本「土曜とかどうよ?」

秋元「別にいつでもいいぞー」

岩本「オレもー」


義雄「そっちはどお?」

茜「次の土曜は試合無いからいいよ」

美波「打ち上げ行く行くー♪」

尾関「あたしも次の土曜ならバイトないから大丈夫」


理佐「おぜちゃんバイトしてるの?」

尾関「うん、ローソンでね」

理佐「へぇー、そうなんだ」


由依「理佐行ける?」

理佐「うん、大丈夫だよ」

由依「じゃあ全員大丈夫かな」

義雄「オッケー!じゃあマスターに電話しとくわ」


斉藤「さすがに十人で行くとほぼ貸し切りになるな!?」

義雄「たぶん一人2000円ぐらいで適当にやってくれると思うけど…」

義雄「いいかな?」

全員「オッケー」



と、皆でなごやかに話していると…



「先輩ぁ~ぃ」


と、一年の二人が入ってきた。



義雄「おー、どうした?」

大沼「先輩すごかったですー」

義雄「おー、ありがとう」

大沼「ね、綺良ちゃん」

増本「うん、拍手もすごかったですー♪やっぱり先輩たちのが一番よかったですー」

義雄「マジで?ありがとう」


大沼「でね、さっそく一年で入部したいって子たちが声かけてきてくれたんです」

義雄「え、マジで!? やったじゃん」

大沼「みんな入ってきてー」



「おじゃましま~す」























大沼「えーと、じゃあ紹介しまーす♪左から順番に遠藤光莉ちゃん大園玲ちゃん守屋麗奈ちゃんでーす」

義雄「おぉー!みんな可愛い子ばっかじゃん!」

男子全員「うんうん♪」

理佐「………えー?」

茜「ちょっとあんたたち!!」

男子全員「あ、すいません…」



義雄「えっとぉ…みんな楽器は何かやってたのかな?」

新入部員全員「ぜんぜーん」

二年全員「ズコーッ!!」

義雄「え、ダメじゃん!!」

橋本「まぁまぁ、まだ一年だしこれから始めても…」



大沼「わたし小さい頃ピアノやってました!」

義雄「それよ!そう言うのでいいのよ!」

増本「じゃあわたしリコーダー」

橋本「それは小学校で全員やってるし!」

増本「え、そうなんですか?」


義雄「他は?」

新入部員「これからがんばりまーす」


義雄「うん、まぁ…その気持ちが大事だからね」

茜「そだね、後輩を育てるのも先輩の役目だからね」

一年全員「よろしくお願いしまーす♪」



と、昼コンの成果で三人も新入部員が入ることになりました。




ホントに可愛い子たちばっかりでちょっと心配だけど……









第百二十一話へつづく…












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