だって、恋したいもん!

第十四話  仲間外れ







母「ごはん出来たわよー…」

理佐「あ♪由依、ごはん出来たって!下行こう」

由依「あ、うん♪」


ドタドタドタドタ…!!


理佐「お腹すいた~」

母「はーい、座って座ってー」

母「由依ちゃんはこっちねー」

由依「はーぃ……うわっ、美味しそう♪」

母「ハンバーグね♪ 好きでしょ?」

由依「大好きでーす♪ 理佐のお母さんの料理、美味しいから大好きです♪」

母「あら、もぉー由依ちゃん上手になったわね~」

母「デザートもあるからね、たくさん食べてね♪」

理佐「はーい」
由依「はーい」


母「で、二人で何の相談してたの?」


理佐「ゲホッゲホッ……」

理佐「ちょっとお母さん!聞いてたの?」

母「え?何も聞いてないけど…」

母「何話してたのかなぁ~て思って」

理佐「何にも相談なんてしてないー!」

理佐「ねぇ、由依!」

由依「え、あぁ…うん……本を借りるついでにたまには泊まろうかなぁ~て思って…」

母「うそー!あんた今朝だってずいぶん鏡に向かってたじゃない?」

母「誰に見せようと思ってたの?」

理佐「え…?いや、あの…寝癖がなかなか直らなくて…」

母「ふぅ~ん…………」

母「好きな人が出来たらすぐ言ってね♪」

理佐「いや、そんなの言わないし!」

母「もぉーそうやってお母さんだけ仲間はずれにするぅー」


母「まぁいいけどっ!」

母「あーぁ…お母さんもあんたたちぐらいに戻りたいわねぇ~」

と、言うお母さんを見て二人で顔を見合わせて笑った。








第十五話へつづく…











< 15 / 208 >

この作品をシェア

pagetop