だって、恋したいもん!
第十四話 仲間外れ
母「ごはん出来たわよー…」
理佐「あ♪由依、ごはん出来たって!下行こう」
由依「あ、うん♪」
ドタドタドタドタ…!!
理佐「お腹すいた~」
母「はーい、座って座ってー」
母「由依ちゃんはこっちねー」
由依「はーぃ……うわっ、美味しそう♪」
母「ハンバーグね♪ 好きでしょ?」
由依「大好きでーす♪ 理佐のお母さんの料理、美味しいから大好きです♪」
母「あら、もぉー由依ちゃん上手になったわね~」
母「デザートもあるからね、たくさん食べてね♪」
理佐「はーい」
由依「はーい」
母「で、二人で何の相談してたの?」
理佐「ゲホッゲホッ……」
理佐「ちょっとお母さん!聞いてたの?」
母「え?何も聞いてないけど…」
母「何話してたのかなぁ~て思って」
理佐「何にも相談なんてしてないー!」
理佐「ねぇ、由依!」
由依「え、あぁ…うん……本を借りるついでにたまには泊まろうかなぁ~て思って…」
母「うそー!あんた今朝だってずいぶん鏡に向かってたじゃない?」
母「誰に見せようと思ってたの?」
理佐「え…?いや、あの…寝癖がなかなか直らなくて…」
母「ふぅ~ん…………」
母「好きな人が出来たらすぐ言ってね♪」
理佐「いや、そんなの言わないし!」
母「もぉーそうやってお母さんだけ仲間はずれにするぅー」
母「まぁいいけどっ!」
母「あーぁ…お母さんもあんたたちぐらいに戻りたいわねぇ~」
と、言うお母さんを見て二人で顔を見合わせて笑った。
第十五話へつづく…