だって、恋したいもん!
第二十六話 やっぱり…
家に帰って私は晩ごはんの前にお風呂に入った。
バスタブに浸かりながら今日、彼の言った言葉を思い返していた。
「ただの友達」
彼は何気なく言ったんだろうけど…
確かに今はまだ「ただの友達」だけれども、
明日会えば少しは変わるかな……?
「ただの友達」から「仲のいい友達」
そして………
「気になる異性」から「彼女にしたい子」
そしてそして………
「彼女」♪♪♪
キャーッ!!
やだ、私ったら。。。
「あ、でも……美波が言ってたように彼女…いないのかな……?」
「ただの友達だったら本屋ぐらい普通に行くかな………?」
えー!!やだっ私、彼のこと全然知らない…
誘ったりして迷惑じゃなかったかな……?
いや、でも………
彼と一緒にいたい!
その気持ちは間違いのないことで……
んーーー…………
やっぱり彼女いたら女の子からの誘いなんて普通来ないよね?
うん、そうだよ!
彼はそんなに軽い人じゃないもん!
でも……
もし彼女がいて、
それで私と二人でいるところなんて見つかったら……
わっ!!
やばーぃ………
修羅場じゃん!!そんなの………
まぁでも今考えても仕方のないことだし…
日曜日にそれとなく彼に聞いてみようかな?
理佐「西野くんてさぁ…彼女とかいるの?」
義雄「え?何で?」
理佐「え、いゃそのぉ…誘ったりして迷惑じゃなかったかなぁ…」
義雄「あーうん、別にただの友達だからいいじゃん」
ガーン……
カノジョイルンダ……
ヤッパリタダノトモダチナンダ……
第二十七話へつづく…