だって、恋したいもん!

第四十五話  そんなことないよ!!!







叔父「しかし、よしおの友達は可愛い子ばっかりだな、この前来てた彼女も可愛いかったしな」


理佐「え………………?」


カノジョ?????



義雄「違うって!あれは彼女じゃないしー! 同級生だよ!」

叔父「おーそっかそっか、でもよく来てくれるよな」

義雄「あーうん、あの子は家が近いから…よくおつかいで来るだけだよ」

義雄「叔父さん!オレ彼女いないからね!」

叔父「なんだ、そうなのか…」


と、言ってその叔父さんは私たちの方を見て…


叔父「誰かよしおの彼女になってやってくれんか?」

と、言った。

するとまた二人が後ずさりをしながら両手を前に差し出し私を彼の方へ押し出した。


由依「どうぞどうぞ♪」
美波「どうぞどうぞ♪」


と………


義雄「え……?」

理佐「やだーもぉー!!」

と、私は顔から火が出そうになり両手で顔を覆い隠した。

すると彼は、

義雄「渡邉さん完全に二人に遊ばれてるね♪」

と、笑っていた。

理佐「でしょー!?もぉーこの二人は悪魔だよー!!」

義雄「いいじゃん、楽しそうで♪」

理佐「よくないー!!」

義雄「そうなの?」

理佐「だいたい西野くんだって迷惑でしょ?私なんかじゃ…」

と、言うと彼は…

義雄「そんなことないよ!!!」

と、大きな声で言うので私たち三人は思わず一歩引いてしまった。


義雄「あ……ごめん……」

義雄「えっとぉー……これ、袋詰めしてくるね!」

と、言ってショーケースの裏へ周わった。

すると、由依と美波が二人で顔を見合わせてニヤニヤしていた。



そして彼が商品を袋に詰めて持ってきてくれた。

義雄「じゃあ2000円ね♪」

理佐「あ、うんありがとう」

と、言って彼に代金を手渡しした。

義雄「ありがとう、また来てね♪」

と、言う彼と叔父さんに三人でお辞儀をして私たちは店を後にした。







第四十六話へつづく…











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