だって、恋したいもん!

第七十二話  新たな期待







後片付けを終えて十人で職員室へ行った。


義雄「先生ー!言ってた入部届けー! 五枚ちょーだーい♪」

顧問「ご、五枚ー!??」

義雄「うん、この五人が入るって!」

顧問「うぉっ!マジか!?一気に増えるな!」

義雄「うん、1バンド加入だね♪」

顧問「おぉー、そうかぁ~…まぁじゃあ渡しとくわ」

義雄「サンキュー♪」



顧問「で?練習で教室使う日はどうすんだ?」

義雄「とりあえず木曜日にオレらと一緒と言うことで!」

顧問「そっか……て、おぃおぃ変なことになんなよー!」

斉藤「変なことになってんのはよしおと渡邉さんだけだよ!」

顧問「なにぃー!!?」

理佐「え、やだ……」

義雄「え、違うって!なってないって!!」

橋本「そうそう、これからこれから♪」

義雄「ちゃうっちゅーねん!」

由依「何で関西弁?♪」

顧問「まぁ子供さえ作らんかったらいいけどな」

由依「それが教師の言うこと?笑」

顧問「まぁまぁ、青春は一度きりだからなー♪」

美波「だって、理佐♪」

理佐「え、ちょっともぉー!やだぁー!」


永井先生「木戸先生、生徒にそれはまずいんじゃありません?」

顧問「あ……すいません……」

義雄「アハハ、先生怒られてやんの!♪」

顧問「お前らのせいだろ!」


義雄「じゃあ明日また持ってくるねー」

顧問「おぅ!親の署名もちゃんともらっとけよ!」

女子五人「はぁーい♪」


と、言って職員室をあとにした。



義雄「じゃあさ、来週から早速楽器持っておいでよ♪」

美波「いいのー?♪」

義雄「うん、それぞれの楽器ごとに練習しよう♪」

美波「教えてくれるのー?」

義雄「うん、じゃあ小池さんはかっちんに教えてもらえばいいよ」

美波「えー!西野くんがいいなぁ~♪」

理佐「え、ダメ……」

斉藤「ヘイヘイへーィ♪」

理佐「あ……」

美波「ちぇっ、理佐に怒られちゃった!」


美波「じゃあかっちん、教えてね♪」

橋本「おぅ!任せとけ!♪」

美波「あっちより先に付き合っちゃおっか?♪」

橋本「えーー!!」

美波「えーて何よぉー!!」

橋本「いゃぁ~これだけの小悪魔はオレには無理だわー」

由依「そりゃ納得だわ」

美波「ちょっとぉー由依までー!」

茜「アハハ、コント見てるより面白いよあんたたち♪」




何か……

ホントこれから青春が始まるのかな~て感じがした♪







第七十三話へつづく…














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