溺愛前提、俺様ドクターは純真秘書を捕らえ娶る


 昼食後、引越し後の片付けなどをしている最中、晃汰さんに病院から呼び出しが入った。

 心臓血管外科のドクターが一名欠員している中、緊急のオペが入ったという。

 連絡を受けた晃汰さんは、すぐに病院へと向かっていった。

 入浴をし、自室に入って見た時刻は二十二時前。

 部屋の隅には運び入れた段ボールが並んでいる。

 引越しの勢いでこのまま片付けちゃおうか……?

 仕事の日だと荷解きも億劫になりそうだし、今日はまだ余力もあるからやってしまおうと段ボールに手をかける。

 それほど量もないし、一時間もあれば片付くだろう。

 ひとつ目ダンボールのガムテープをビリビリと剥がしながら、今日一日のことを振り返る。

 それにしても、今日は新たな発見の連続だったな……。

 晃汰さんのプライベートな面をたくさん見てしまった一日だった。

 仕事中には見せなかったリラックスした姿。

 あんな風によくしゃべって、いろんな表情を見せられるなんて思いもしなかった。

 意外にも、料理ができるという一面も知った。

 それに……。

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