冷徹パイロットは極秘の契約妻を容赦ない愛でとろとろにする
なんだかその日は寝つけなくて、目覚めがあまり良くなかった。
お昼近くに起きてしまい、急いで身支度を済ませ玄関でヒールを履く。
(うう、行きたくないよぉ)
一応先輩がいる手前、一張羅を着てはいるが夏服だ。
合コンまで時間があるのでこれから秋服を調達し着替えて向かうことに決めている。
(駆さんと食事行くし。ちゃんとしたやつ買わなくちゃ)
そんなことを思っていると、玄関の扉がガチャッと開かれた。
「……! おはよう」
目の前に彼が現れて、どきっと大きく心臓が跳ね上がった。
彼と顔を合わせるのは半日ぶりだ。
起きたら姿がなかったので筋トレに出ていると思っていたけれど、シャツにジャケットを羽織り私服姿だ。
「あれ、どこか行かれてたんですか?」
「ああ、少し会社に用ができて出ていた。今からゆっくりするよ」
そう言った駆さんは私の顔をじっと見つめ、熱っぽい瞳を向けてきた。
意味ありげな眼差しに戸惑っていると、彼は僅かに口角を上げる。
「今から出て行くのか?」
「……はい。あの、帰りは少し遅くなります」
歯切れ悪く伝えると、彼はふいに自分の首にかけられたネックレスを外す。
そして左手薬指の指輪を外し、チェーンに通してしまった。
「これ。悪い虫がつかないように持っていけ」
お昼近くに起きてしまい、急いで身支度を済ませ玄関でヒールを履く。
(うう、行きたくないよぉ)
一応先輩がいる手前、一張羅を着てはいるが夏服だ。
合コンまで時間があるのでこれから秋服を調達し着替えて向かうことに決めている。
(駆さんと食事行くし。ちゃんとしたやつ買わなくちゃ)
そんなことを思っていると、玄関の扉がガチャッと開かれた。
「……! おはよう」
目の前に彼が現れて、どきっと大きく心臓が跳ね上がった。
彼と顔を合わせるのは半日ぶりだ。
起きたら姿がなかったので筋トレに出ていると思っていたけれど、シャツにジャケットを羽織り私服姿だ。
「あれ、どこか行かれてたんですか?」
「ああ、少し会社に用ができて出ていた。今からゆっくりするよ」
そう言った駆さんは私の顔をじっと見つめ、熱っぽい瞳を向けてきた。
意味ありげな眼差しに戸惑っていると、彼は僅かに口角を上げる。
「今から出て行くのか?」
「……はい。あの、帰りは少し遅くなります」
歯切れ悪く伝えると、彼はふいに自分の首にかけられたネックレスを外す。
そして左手薬指の指輪を外し、チェーンに通してしまった。
「これ。悪い虫がつかないように持っていけ」