恋するgirl☆~永遠の愛~


「あのさぁ、俺の事知ってるかな?」


「はい。知ってます。瞳がサッカー部のマネだったから…。」


大浦先輩は私の方を向くと、



「俺、真子ちゃんの事、前から見ててさあ…俺、真子ちゃんの事好きだ。
良かったら付き合って下さい。」


「…」


「真子ちゃん?大丈夫?…いきなりでビックリだよね。ごめん②。
…駄目かな?」


きっと私の顔は真っ赤になってる…


好きだなんて言われて、嬉しい。

だけど、私には好きな人がいる…

片思いだけど、好きでいるって決めた。



「あの…ごめんなさいっ。私…

「好きな人…いるの?」

「…はい。
一生片思いかもしれないですけど。」



私がそう言って俯くと、


「そんな気使わなくていいよ。
俺、真子ちゃんの事諦めないから。
真子ちゃんの好きな奴より好きになってもらうから…覚悟しといて♪」


私が困っていると、


「そんな身構えないで?とりあえず、友達からと言う事で、よろしく♪」


と言って握手した。


そう…先輩と握手した時、
思ってしまった。



この手が


おっきくて、あったかくて、少しゴツっとしてる、


あの人の手だったら…


このまま、離したくないって思ってるだろうなぁ…



それから瞳たちが来て、タロウさんのお店へと強制連行された。




~*真子sideおわり*~


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