恋するgirl☆~永遠の愛~


そんな話をしてると孝幸が、


「凉、真子ちゃんとはどうなわけ?」


「どうって?」


「あっちの方だよ。…いつだったか聞いたらまだだって言ってただろ。」


あぁ…あっち。どうって…


「まだだ。」


「はっ!?凉、もしかして真子ちゃんとまだHしてね~の!?」


タケの野郎が食いついてきたし…。


「まだだよ。悪いか?真子が18になるまで何もしないって決めてんだよ。」


「悪かないけどさぁ~、よく我慢できんな?あの真子ちゃんだぞ?」


ったく、お前みたいにホイホイ盛ってられるかよ。俺は一応、警察官だ。


「タケ~、凉だって男なんだからな。やばい時だってあるに決まってるだろ。だけど、我慢できんのがお前との大違いなとこだろ。」


孝幸の言う通りだ。
そりゃあ、俺だって警察官である前に、男だ。ましてや、真子と付き合う前は来るもの拒まずだったからな。


それが真子だけになった時から、俺のは休止状態だ。


真子といて、理性が保てなくなりそうな時だって、何度もある。


でも…可愛いくて、愛おしくて、何よりあの汚れを知らない純真無垢な笑顔を…
無くしたくない。


それに、真子は担任の男に襲われそうになった過去がある。


だから、余計に触れることを戸惑ってしまう。


俺が真子を求めて、怖がってしまったらどうする?…壊れそうなあの華奢な体を優しくする事ができるだろうか。



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