【6/5書籍発売】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【9/12シーモア先行コミカライズ連載開始】
「そうだね、知ってると思うけど竜騎士を目指すには不得意科目があると不利だから、苦手だなって思っても良い所を見つけてその教科を好きになるように自分に暗示をかけていたよ」

 思いもしない回答にアリスは目を瞬く。得意な科目があればその関連の質問をして答えてもらって褒めたら良いかなってよこしまな事を考えていたのだ。けれど、純粋に学生時代の彼がとにかくがむしゃらに頑張ってきたことをその言葉だけでもわかってしまって自然と褒める言葉が出てきた。

「ゴトフリーはすごいなぁ。私はそんな風に考えられなかったもの」

「ふ。高等学院を出て文官になっているアリスにも不得意科目あったの?」

 ゴトフリーは大きな口を開けてサンドイッチを食べると、反対にアリスに質問をした。

「あるよ。私は数術は得意だったんだけど……この前も言ったけどダンスとかすごく苦手だったし、あとは礼儀作法とかもあんまり好きじゃなかった」
< 217 / 292 >

この作品をシェア

pagetop