素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
 身を屈めるとその顔を胸元に埋めて大きく口を開けると、中途半端にはだけているシャツの中にある胸にかぶりついた。きつく吸ったり甘噛みしたりを繰り返す。アリスは彼の頭をぎゅっと抱きしめると、そこに顔を埋めて声を出すのを我慢する。その柔らかい蜂蜜色の髪の毛からもすっきりとしたハーブの匂いがした。

「あっ……や、きもちいっ……」

 彼の舌は熱くて気持ちよくて、その熱で自分の体は快感でとけてしまいそうになる。しばらくその柔らかな胸を楽しむと、ゴトフリーは惚けている様子のアリスに言った。

「……アリス。後ろの壁に背中をつけて」

 こくんと頷いてからその言葉の通りにすると、ゴトフリーは膝をついて長い丈のスカートを捲り上げた。アリスが驚いて声をあげるより先に下着を一気に下げてから彼の頭は秘所へと近づいた。指が襞を広げてその間に舌が滑りこむ。敏感な芽を狙うようにそれは執拗にうごめいた。跪く彼の大きな肩に両手をついて倒れ込みそうになるのを必死で我慢した。

「あっ……ああっ……や、やだ。きもちいいっ……」
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