殺すように、愛して。
可愛いね、瀬那。それだけを言って、それだけを口にして、黛は、喘ぐ俺の腹を踏みつけた。見えないために、彼が俺に触れるまで何をされるのか分からず、足が触れてから、肩、首の次は腹だと知り、あ、あ、と興奮ばかりが煽られる。踏まれ、虐げられているのに、なぜ、これほどまでに、享楽してしまうのか。答えは簡単だ。単純な話だ。それは俺が、マゾヒストだから。そうだと認めてしまったのを皮切りに、驚くほど早く、心も体もその性質に順応していっているのだ。もっと、もっと、めちゃくちゃにしてほしい。
緩く両膝を立て、まゆずみ、まゆずみ、と息も絶え絶えになりながら、それでも彼を求めずにはいられないまま呟いているうちに、猛烈な吐き気に襲われた。首を踏まれてすぐに腹を圧迫されたせいだろうか。きっと、そうだ。そうに違いない。状況から鑑みても、そうとしか考えられない。
俺はまた、黛に吐かされようとしている。内臓を踏み潰されながら、吐かされようとしている。気持ち悪い。気持ちいい。気持ち悪い。気持ちいい。気持ちいい。ああ、もう、ダメだ。ダメになる。黛から与えられるもの全てが、俺をダメにする。おかしくする。狂わせる。もうずっと前から狂っている。俺も、黛も、頭のネジが飛んでいる。邪魔だと互いが蹴って吹っ飛ばしたそれはガラクタの中に紛れ込んでしまい、探し出すことはできない。探すつもりもない。元には戻らない。戻すつもりもない。このまま溶け合って、混ざり合って、壊れてしまいたい。黛と一緒に。
緩く両膝を立て、まゆずみ、まゆずみ、と息も絶え絶えになりながら、それでも彼を求めずにはいられないまま呟いているうちに、猛烈な吐き気に襲われた。首を踏まれてすぐに腹を圧迫されたせいだろうか。きっと、そうだ。そうに違いない。状況から鑑みても、そうとしか考えられない。
俺はまた、黛に吐かされようとしている。内臓を踏み潰されながら、吐かされようとしている。気持ち悪い。気持ちいい。気持ち悪い。気持ちいい。気持ちいい。ああ、もう、ダメだ。ダメになる。黛から与えられるもの全てが、俺をダメにする。おかしくする。狂わせる。もうずっと前から狂っている。俺も、黛も、頭のネジが飛んでいる。邪魔だと互いが蹴って吹っ飛ばしたそれはガラクタの中に紛れ込んでしまい、探し出すことはできない。探すつもりもない。元には戻らない。戻すつもりもない。このまま溶け合って、混ざり合って、壊れてしまいたい。黛と一緒に。