殺すように、愛して。
差し出した舌を噛まれ、噛んだ箇所を吸われ、吸った箇所を絡め取られ、また噛まれ、俺だけが傷つくキスで盛り上がる。もどかしく触れ合っていたそれが、徐々に深くなり、お互いを求め合うような貪欲なものに変わると、黛の首を絞める手も力んだ。呻き声が絞り出される。意識が飛びそうになる。わざとかどうか、もう分からない。俺の誘惑で黛も酷く興奮し、理性をなくしかけているのだとしたら、このまま彼に殺されてしまうかもしれないと思った。人を殺したのだ。兄を殺したのだ。彼は誰でも殺せるのだ。罪悪感もなく、殺せるのだ。殺せる。殺せる。殺される。まゆずみ。まゆずみ。ああ、どうして。どうしよう。きもちいい。きもちい。ころして。ころして。きもちいいから、このまま、ころして。まゆずみ。まゆずみ。ああ、はは、だめだ。もう、だめだ。さいこうに、きもちよすぎる。
狂っていく。イカれていく。理性的で正常な自分が死んでいく。ディープなキスを施されながら首を強く絞められ、あまりの気持ちよさに泣いて、鳴いて、啼いて。黛に引きずり込まれていく。瀬那、とキスとキスの合間に、いつだって、漢字を使ってはっきりと名前を呼んでくれる黛が、黛の手が、俺の口を犯していた手が、衣服の上を進んで下半身へと伸びた。電話で繋がっていた時から触ることを許されなかったそこへ、黛の手が伸びた。腰が疼き、中が疼き、ビクビクと体が跳ねる。瀬那。もう一度、呼ばれる。意識を保たせるように、呼ばれる。呼ばれて、唇を奪われ、首を絞められ、ずっと我慢させられていた下半身を、触られた。刺激を与えられた。瞬間、今までの比ではない、強すぎる快感が指の先まで伝わり、堪え性もなく、遮られた目の前をちかちかと明滅させながらあっという間に達ってしまう。腰がガクガクと大きく痙攣する。強烈な快楽に、ほんの一瞬気を失うも、黛に舌を噛まれたことですぐに現実に引き戻された。
狂っていく。イカれていく。理性的で正常な自分が死んでいく。ディープなキスを施されながら首を強く絞められ、あまりの気持ちよさに泣いて、鳴いて、啼いて。黛に引きずり込まれていく。瀬那、とキスとキスの合間に、いつだって、漢字を使ってはっきりと名前を呼んでくれる黛が、黛の手が、俺の口を犯していた手が、衣服の上を進んで下半身へと伸びた。電話で繋がっていた時から触ることを許されなかったそこへ、黛の手が伸びた。腰が疼き、中が疼き、ビクビクと体が跳ねる。瀬那。もう一度、呼ばれる。意識を保たせるように、呼ばれる。呼ばれて、唇を奪われ、首を絞められ、ずっと我慢させられていた下半身を、触られた。刺激を与えられた。瞬間、今までの比ではない、強すぎる快感が指の先まで伝わり、堪え性もなく、遮られた目の前をちかちかと明滅させながらあっという間に達ってしまう。腰がガクガクと大きく痙攣する。強烈な快楽に、ほんの一瞬気を失うも、黛に舌を噛まれたことですぐに現実に引き戻された。