社長は身代わり婚約者を溺愛する
信一郎さんとの時間を、大切にしたい。


そして、夜になった。

信一郎さんが、迎えに来てくれて、夕食はお洒落なレストランで食べた。

「礼奈。今日は俺に家に来てくれるんだよね。」

「うん。もちろん。」

お泊りセットも持って来た。

準備は万端だ。

タクシーに乗って、信一郎さんの家に向かった。

心臓が、ドキドキしてくる。

人の家に行くって、こんなに緊張するものだったかな。


「礼奈。」

信一郎さんが、私を抱き寄せてくれた。

「今日は、楽しかった?」

「うん。」

信一郎さんと一緒にいる時は、いつも楽しい。

「お楽しみはこれからだよ。」

信一郎さんが、小声で囁く。

「特別な夜にするからね。」

私の顔は、カァーっと赤くなる。

何を考えてんだか。
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