社長は身代わり婚約者を溺愛する
第27話 君を選んでよかった
週明け、私が会社に行くと、掲示板に皆集まっていた。
「あっ、森井さん。」
下沢君が私の側に寄って来た。
「大変な事になったね。」
その掲示板を見て、我が目を疑った。
【代表取締役社長 黒崎信一郎氏を解任し、新しく副社長 南和富氏を代表取締役社長に任じました 】
新社長は、副社長?
確か副社長は、信一郎さんに最初に電話をくれた人。
なのに、自分が副社長になるの?
「森井さん、何か聞いてないの?」
「ううん。」
「どうして、解任されたんだろうね。」
ああ、信一郎さん。
今、どこにいて、どんな気持ちでいるんだろう。
私は皆からそっと離れると、スマホを取り出して、信一郎さんに電話した。
「礼奈……」
「今、どこにいるの?」
「社長室だよ。」
社長室って、副社長もいるんじゃないの!
「大丈夫だよ。新しい社長に、引継ぎをしているだけだから。」
私はハッとした。
「あっ、森井さん。」
下沢君が私の側に寄って来た。
「大変な事になったね。」
その掲示板を見て、我が目を疑った。
【代表取締役社長 黒崎信一郎氏を解任し、新しく副社長 南和富氏を代表取締役社長に任じました 】
新社長は、副社長?
確か副社長は、信一郎さんに最初に電話をくれた人。
なのに、自分が副社長になるの?
「森井さん、何か聞いてないの?」
「ううん。」
「どうして、解任されたんだろうね。」
ああ、信一郎さん。
今、どこにいて、どんな気持ちでいるんだろう。
私は皆からそっと離れると、スマホを取り出して、信一郎さんに電話した。
「礼奈……」
「今、どこにいるの?」
「社長室だよ。」
社長室って、副社長もいるんじゃないの!
「大丈夫だよ。新しい社長に、引継ぎをしているだけだから。」
私はハッとした。