嫌だって言ってるのに


看護師「中内先生、くるみちゃん今朝目覚めましたよ」


中内『今行きます、あと小児科に連絡しといて』


くるみちゃんがこっちにきたその日の夜は目が覚めなかったんだけど、一晩でだいぶ落ち着いたかな


中内『おっ、起きてるね、おはようくるみちゃん』


くるみ「…………」

優希先生にも預かる許可を得て、挿管を取る事に。

中内『まだ反応鈍いかな~、とりあえず挿管取ろうか』


看護師「くるみちゃんお口の苦しいの取るからね~、ごめんねお顔抑えるよ」


中内『はいじゃあちょっと苦しいよ~』


くるみ「…ゴホッ…ゴホッ…っっ!」


中内『うんおしまいおしまい、がんばりました』


くるみ「…んっ…」


くるみちゃんじーっと見つめてくるけど大丈夫かな…


「……んん、zzz」


中内『あれ?意外と大丈夫かな…苦笑』


看護師「先生、くるみちゃんの刺し直し良さそうなとこらが見つからなくて…」


中内『変わるよ、そうだねずっと刺しっぱなしだったから疲れちゃってるかな〜』


こっちに来る前から点滴は継続してたみたいだから、どの血管も頑張りすぎちゃったね。。


中内『ほんとだね、手はちょっと厳しいかな~、足首みようか』


ん~…足首もな~、何回も刺し直しになるの可哀想だし、くるみちゃんにはあとでちょっと頑張ってもらおうかな


中内『とりあえず今はいいや、あとでカテーテル入れます』

ーガラッー

優希『おはようございます、小児科から来ました~』


中『おっ、くるみちゃん良かったね~、お兄ちゃん来てくれたよ』


優『くるみの様子見に来ました~、あっ挿管取ってくれたんですね、良かった良かった』


中『今また寝ちゃってね、反応はちょっと鈍いんだけど呼吸は安定してきてるよ』


優希『そっか、一安心だね〜くるみ、てか中内先生なんか久しぶり?』


中内『そうかな?』


優希『もう冷たくないっすか…苦笑』


中内『あ、そのノリ大丈夫です。笑笑』


優希 ⦅そうすか、すみません、、笑笑⦆


くるみ … んーん、


優希『あっくるみ、うるさかった?ごめんな?』


中内『ごめんね〜わかるかな?ん〜目線はしっかりしてるね』

優希「なんですか〜兄で主治医の俺じゃなくて中内先生のが主治医みたいじゃないですか笑笑」


くるみ「……んんっ、、!」


優希『なに~?くるみどしたの?』


くるみ「……かえぇりたぁぃ」


中内『ん??そうだよねぇ、帰りたいよね、でももうちょっと元気になってからにしようね』


優希『ごめんね、帰るのはまだだからね。早く帰れるように頑張らなくちゃね。』

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