弟子入りさせて下さい、生徒会長!
「失礼します。助川先輩いらっしゃいますか」
私は高校3年生の教室に来ていた。
学Pの委員長、助川先輩はこのクラスなはずだ。
この学校は中々の進学校だ。
休み時間なのにみんな椅子に座って勉強している。
「おーい、助川ー。可愛い女の子が呼んでるぞー。ついにお前にも春が来たかー」
近くにいた先輩が呼んでくれた。
告白じゃないけど。
「田中、それは無いから。ごめんな変な思いさせちゃって。それでどうした?」
優しそうな先輩だ。かっこいい、の部類に入るかはわからないけど、人を安心させるような優しい顔立ちをしている。
「1年A組8番海影千里です。委員長戦のお願いに来ました」
助川先輩が目を見開いた。
「そういう大事なことは前置きをつけてから言おうな?まあ、とりあえず場所を移動しようか」
助川先輩はゆっくり歩き出した。