弟子入りさせて下さい、生徒会長!
「あの、少し気になったんですけど」

「どうした?委員長戦のことは座ってから話そうと思ってるけど」

「そのことではなくて、あの、なんですっちーって呼ばれてるんですか?」

「もしかして悠也か?」

「はい」

「俺の名前、深知(みち)って言うんだ」


助川先輩は苦笑を浮かべて言った。

みち…すけがわみち…すっちー…。


「そう…ですか」

「悠也って本当にネーミングセンスないよな」

「船場先輩がつけたんですか」

みっちーとかで良かっただろうに。

「うんそう。……ここで話そうか」


助川先輩が相談コーナーを指した。
相談コーナー。
先生に質問する時や、クラブ、委員会の集まりに使われる場所のことだ。

助川先輩がたくさん置いてある机の一つを見て、そこにあった椅子を引いてくれた。
私はそこに腰を下ろす。
助川先輩も向かいに座り、胸元からメモ帳を取り出した。

「それで、詳しく話をしよう。海影さんは委員長戦についてどこまで知ってるかな?」

先輩はおもむろに話始めた。
< 18 / 20 >

この作品をシェア

pagetop