君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜
あー、鈴に会いてーな。
鈴は、午後から吹部の演奏があるから、その準備でクラスの催し物には参加できていない。
そんなわけで、朝一緒に登校してからそれ以降、会えていないんだ。
鈴のエプロン姿見たかったなー。
って、俺は・・・。
自分で呆れる。
でも最近の鈴は、本当に可愛すぎてヤバい。
俺はいつも理性を保つのに必死だ。
このあいだ鈴の部屋に行った時なんか、ベッドの上でキスした後の、物足りなさそうな顔がヤバすぎて、押し倒しそうになるのを必死で堪えた。
その後も自分から抱きついてきたりするし、なんかすげー大胆になってきてるけど、俺・・・マジで大丈夫かな。
そんなことを考えながら、トイレを出て、盛り上がっている校内をブラついていた。