君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜

困惑の涙



奏side.



今日も遅くなったなー。



部活が終わって、帰り道を急いでいた。




SHR前の時間、俺は鈴に、話があるから部活終わったら家に行ってもいいか聞こうと思ってた。


だけど、次の試合に向けての緊急ミーティングが入って、結局、鈴に聞けなかった。



まぁでも、勝手に鈴の部屋行くんじゃなくて、ちゃんとチャイム鳴らして行けばいいと思った。




もう鈴はとっくに家にいるよな。



風呂入ってっかなー


飯食ってから行くかなー



そんなことを考えながら、マンションに着いた。



マンションのエントランスに入ると、


ここで見かけるはずのないやつが、目の前から歩いてきた。


< 56 / 268 >

この作品をシェア

pagetop