一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
無事に点滴を入れられた。

疲れが出たのか、南の隣に寝っ転がった。

「フー、南に気を取られてたけど俺もいろいろあったんだよな…」

たまに聞かれることがある。

病気の彼女って大変ですか?って、

最初に聞いたときは怒りを覚えたが…
よくよく考えてみれば不安なことはたくさんある。

俺も南も医者だからまだ理解しやすいが、知識もなかったら彼氏として彼女を不安にさせてしまうことだってある。

俺はこの質問の答えは昔からあった。

病気でも病気じゃなくても、俺はこの手で
救いたいし、守りたい。一番そばにいたい。

病気の発作は大変かもしれない…でも、それを一緒に乗り越えたいと南となら思える。

逆に違う人を頼られるがよっぽど不安になる。

それに、、、
向きを変えて南の顔をみた。

この寝顔、笑顔、で疲れなんてゼロになるとまでは言わないが、また頑張れる。
頑張ろうって思える。

結局俺が南にベタ惚れなんだ…

「ほんと…大好きだよ」
唇にキスした。
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