一度倒れたら、溺愛がとまりません!!
晴がドアを開けて中に入ると
「今日の夕飯どうする?」
晴が聞いてきた。

「材料があればなんか作るけど…冷蔵庫見ていい?」

「うん。基本的なものは入ってると思うけど」

たしかに冷蔵庫を開けてみると野菜やらお肉やらは入っていた。

「よし!チャーハンにしよう」
私がそう言うと
「俺も手伝う」
 
「いやいや、晴はお風呂入ってきたら?」
こんな至近距離でキッチンに二人で立つのは、心にも身の安全にも危険だ。

「なんか…緊張してる?」

「ん?してないよ。全然。全く」

晴がくすくす笑ってる。

「 なに?こわいんですけど急に笑い出すとか」

「なんでもない。お風呂まだ湧いてないから手伝う」
そう言われたらもういいようがない。
意識しないように、意識しないように。
呪文のように唱えた。
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