【短編集】婚約破棄から幸せを掴むまで
「……いい?よく聞きなさいよ!?貴女みたいな子供ではレンティルを満足させることなんて絶対に出来ないわ!」
「満足とは?」
「シ、シャーロット、やめてくれ……!」
「何よッ!こんな婚約者では満足出来ないって言ったのは貴方でしょう!?」
「それは、別に…っそんなつもりは無くて!」
「何ですって……?」
「違っ…… だから、その」
確かにシャーロット様からは大人の色気を感じます。
シャーロット様とレンティル様の言う通り、シャーロット様に比べると、わたくしは子供っぽいのかもしれません。
恐らく、レンティル様はシャーロット様にわたくしとの関係を色々と話していたのでしょう。
レンティル様の制止を聞くことなく、シャーロット様は衝撃的な事実を次々と口にします。
わたくしはシャーロット様の言葉を黙って聞いていました。
これは思っていたよりも、ずっと複雑な展開になりそうです。
「今更何を言っているの……?この子に私達の関係を知らしめる良い機会でしょう!?」
「……っ」
「それに、私と結婚するって言っていたじゃない!それは嘘だったって言うの!?」
「だからっ、違う!それは…」