【短編集】婚約破棄から幸せを掴むまで
「……!!?」
エイヴリーのお気に入りの場所でもある、花が咲き誇る中庭のベンチ。
カサンドラとエイヴリーもよく一緒に過ごした場所だ。
そのベンチに座り、親密そうに肩を寄せ合いながら愛を囁き合っている二人の姿。
カサンドラは余りの衝撃に、その場から動けずにいた。
すると二人の距離はどんどんと縮まっていき……。
ーーカサンドラの前で口づけを交わしたのだ。
ふと、エイヴリーとキスをしている女性と目が合った。
驚きに少しだけ目を見開いた後、真っ赤な唇を歪めた女性は、次の瞬間……カサンドラに見せつけるように再びエイヴリーの背に手を回してから、何の悪びれもなく口づけを再開した。
そのアイスブルーの髪とベリーのような瞳には見覚えがあった。
侯爵令嬢のヘイリー・スディレンだった。
ヘイリーは"氷の華"と呼ばれ、その美貌は社交界で輝きを放っていた。
いつも男性に囲まれているヘイリーは婚約者がおらず、沢山の縁談が舞い込んでいると聞いた事があった。
確かに同性のカサンドラから見ても、ヘイリーは美しかった。
エイヴリーはヘイリーの腰に手を回して嬉しそうに微笑んでいる。
カサンドラは震える足で二人の元へ向かった。
エイヴリーのお気に入りの場所でもある、花が咲き誇る中庭のベンチ。
カサンドラとエイヴリーもよく一緒に過ごした場所だ。
そのベンチに座り、親密そうに肩を寄せ合いながら愛を囁き合っている二人の姿。
カサンドラは余りの衝撃に、その場から動けずにいた。
すると二人の距離はどんどんと縮まっていき……。
ーーカサンドラの前で口づけを交わしたのだ。
ふと、エイヴリーとキスをしている女性と目が合った。
驚きに少しだけ目を見開いた後、真っ赤な唇を歪めた女性は、次の瞬間……カサンドラに見せつけるように再びエイヴリーの背に手を回してから、何の悪びれもなく口づけを再開した。
そのアイスブルーの髪とベリーのような瞳には見覚えがあった。
侯爵令嬢のヘイリー・スディレンだった。
ヘイリーは"氷の華"と呼ばれ、その美貌は社交界で輝きを放っていた。
いつも男性に囲まれているヘイリーは婚約者がおらず、沢山の縁談が舞い込んでいると聞いた事があった。
確かに同性のカサンドラから見ても、ヘイリーは美しかった。
エイヴリーはヘイリーの腰に手を回して嬉しそうに微笑んでいる。
カサンドラは震える足で二人の元へ向かった。