【短編集】婚約破棄から幸せを掴むまで
数日後、カサンドラはエイヴリーから一方的に婚約破棄された。




カサンドラは子爵家、一方エイヴリーは伯爵家。
やりたい放題のエイヴリーを止める方法など、カサンドラは知らなかった。

カサンドラの家族は抗議しようと言ったが、カサンドラは静かに首を振った。

そして、エイヴリーは侯爵家の次女であるヘイリーとすぐに婚約をした。

社交界では捨てられた子爵令嬢カサンドラと公の場で愛を囁き合うヘイリーとエイヴリーの話でもちきりだった。

婚約破棄されたカサンドラは暫く表に出る事が出来ずに部屋に閉じこもっていた。

そんなカサンドラを家族は心配していた。

身勝手な婚約破棄といえど、これから結婚の幅が狭まり、家族にも心配を掛けてしまうと思うと気が重かった。


カサンドラとエイヴリーの壮大な恋は一瞬にして終わりを迎えた。
まるで炎が水で消されてしまうようだ。


そんな時、悲しみに泣き暮れるカサンドラに光が差し込んだ。
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