【短編集】婚約破棄から幸せを掴むまで
そんな爆弾を抱えた状態でもリリアーナの機嫌が良ければ国に行き渡る程の食糧を得ることが出来るのだ。
まさにハイリスク、ハイリターンのとてつもない交渉だ。
そんな事には全く興味を示さないナシールは今日もマイペースにチェリーを守っている。
周囲はリリアーナの行動や言動に振り回されている中、国の未来が掛かっているのにも関わらず動じないナシールはある意味、馬鹿なのである。
国王と王妃は交代でリリアーナとナシールの様子を見に度々顔を出している。
何故ならばナシールがリリアーナに何を言い出すか分からないからだ。
今は王妃が胃を壊している。
今朝も国王は胃が痛そうにお腹を押さえていた。
何故、こんなナシールを王太子に据えているのかは全くの謎であるが、ナシール以外の王族は皆女性な為、致し方ないそうだ。
とことん運がない国である。
そんなリリアーナが何故、こんなチグハグな扱いを受けながらもナシールの元にいるかといえば……。
その答えはリリアーナの心の中に答えがあった。
リリアーナは本気でナシールを愛している訳ではない。
ある目的の為にリリアーナはわざわざこの国にやって来たのだ。
それはーーー。
まさにハイリスク、ハイリターンのとてつもない交渉だ。
そんな事には全く興味を示さないナシールは今日もマイペースにチェリーを守っている。
周囲はリリアーナの行動や言動に振り回されている中、国の未来が掛かっているのにも関わらず動じないナシールはある意味、馬鹿なのである。
国王と王妃は交代でリリアーナとナシールの様子を見に度々顔を出している。
何故ならばナシールがリリアーナに何を言い出すか分からないからだ。
今は王妃が胃を壊している。
今朝も国王は胃が痛そうにお腹を押さえていた。
何故、こんなナシールを王太子に据えているのかは全くの謎であるが、ナシール以外の王族は皆女性な為、致し方ないそうだ。
とことん運がない国である。
そんなリリアーナが何故、こんなチグハグな扱いを受けながらもナシールの元にいるかといえば……。
その答えはリリアーナの心の中に答えがあった。
リリアーナは本気でナシールを愛している訳ではない。
ある目的の為にリリアーナはわざわざこの国にやって来たのだ。
それはーーー。