【短編集】婚約破棄から幸せを掴むまで
「ネストール様、お待たせしました」
「遅いぞ、ヨキ」
「オレ、めちゃくちゃ急いだんですけど‥」
「ノエリアは?」
「勿論、無事ですよ」
「そうか‥良かった」
建物の影から現れた人物にノエリアは目を見開いた。
1年振りに会ったネストールは以前よりもずっと逞しく男らしくなったような気がした。
「ヘレンの言う通りだったな」
「‥‥ぁ」
「久しぶりだな、ノエリア」
「すみません、こんな格好で‥」
「詳しくは馬車で話を聞こう、急いで」
「はい‥」
ネストールがノエリアの手を取る。
久しぶりに感じる熱と優しい眼差しは以前と変わらないままだった。
ーーーノエリアとネストールの出会い。
それは学園でネストールが隣国から留学してきた日のことだった。
体格も良く、見目麗しいネストールに学園の令嬢達は釘付けだった。
しかし幼い頃から婚約者が決まっていたノエリアには関係のない話だった。
「遅いぞ、ヨキ」
「オレ、めちゃくちゃ急いだんですけど‥」
「ノエリアは?」
「勿論、無事ですよ」
「そうか‥良かった」
建物の影から現れた人物にノエリアは目を見開いた。
1年振りに会ったネストールは以前よりもずっと逞しく男らしくなったような気がした。
「ヘレンの言う通りだったな」
「‥‥ぁ」
「久しぶりだな、ノエリア」
「すみません、こんな格好で‥」
「詳しくは馬車で話を聞こう、急いで」
「はい‥」
ネストールがノエリアの手を取る。
久しぶりに感じる熱と優しい眼差しは以前と変わらないままだった。
ーーーノエリアとネストールの出会い。
それは学園でネストールが隣国から留学してきた日のことだった。
体格も良く、見目麗しいネストールに学園の令嬢達は釘付けだった。
しかし幼い頃から婚約者が決まっていたノエリアには関係のない話だった。