落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
「そういうと思って、キノコのポットパイ、用意しています。早朝時間がある時に作っておいてよかった。焼くだけなので座って待っていて下さい」
「おお、さすがだな! うん、では待っている間、仕事の手順を聞いておこう。パトリシア、頼む」
「は、はい。ではこちらの台帳を……」
 リンレンの神業に驚く間もなく、私はヴィーに仕事の段取りを教えた。
 彼にはアミュレット注文者の話を聞いて、台帳に記入する作業をしてもらおうと思っている。そうすれば、その間に私はアミュレットの制作、ホミとリンレンは自身の仕事に集中出来るからだ。
 ヴィーは案外真面目な性格だったのか、仕事の内容を一度で完璧に覚えた。なんでも力で解決しようとする風な印象だけど(ごめんなさい)、なかなかクレバーなところもあるらしい。そんなギャップに、そこはかとない魅力を感じる人(竜)である。
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