落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
私とヴィーは、人の波に紛れてゆっくりと進んだ。国王の悪口を言いながら歩く人。疲れた顔で黙々と歩く人。当たり前だけど誰一人として笑っている者はいない。こんな状況を作り出してしまったのは、間違いなく国王とグラウニクだ。みんなから笑顔を取り上げてしまった責任は、絶対に取るべきだと思った。
王宮門前に着くと、誰かが私の腕を引く。振り向くとそこにはダルシアとアレンがいた。
「ダルシア? どうしてここに? 中には入れてもらえなかったのですか?」
「ああ。この暴動で門が閉ざされているのだ」
「籠城か。ホミも中にいるのだろうが……これでは埒が明かないな。まあ、少し離れよう。どうやらアレンが目立っているようだからな」
ヴィーの言葉に周りを見ると、みんながアレンを見て、ひそひそと囁いている。国王の命を受け、徴兵に関わっていたアレンの顔を知る者は多い。敵側の人間がどうしてここにいるのかという表情だ。
「一旦離れましょう。そして、中に入る方法を考えましょう」
私たちは、目立たぬように逆走し民家の陰に隠れた。
「どうしましょうか。裏口を探しますか?」
王宮門前に着くと、誰かが私の腕を引く。振り向くとそこにはダルシアとアレンがいた。
「ダルシア? どうしてここに? 中には入れてもらえなかったのですか?」
「ああ。この暴動で門が閉ざされているのだ」
「籠城か。ホミも中にいるのだろうが……これでは埒が明かないな。まあ、少し離れよう。どうやらアレンが目立っているようだからな」
ヴィーの言葉に周りを見ると、みんながアレンを見て、ひそひそと囁いている。国王の命を受け、徴兵に関わっていたアレンの顔を知る者は多い。敵側の人間がどうしてここにいるのかという表情だ。
「一旦離れましょう。そして、中に入る方法を考えましょう」
私たちは、目立たぬように逆走し民家の陰に隠れた。
「どうしましょうか。裏口を探しますか?」